Pregnant Primary-school Pretties(前編)

第2話・小泉真由美(6年生・12歳/現在5ヶ月)

 あいつら、ほんまによう好かんわ。

 え。あいつらて、クラスの男子たちや。ウチのこと、こんなにした連中や。

 ウチな、転校してきてん。お姉が新しい仕事見つけて、ウチら姉妹で暮らせるようになるっちゅうから、大阪からわざわざこっちまで来たんや。それなのに。

 本郷っちゅう男子や。本郷ユキヒロ。あいつが、きっかけやねん。言い出しっぺちゅうんか、こっちでは。

 最初んときな、ウチ、うっかりあいつに向こて「チビ」言うてしもてん。それはまあ、悪かったて思てる。なんぼほんまのことでもな。けど、そんだけでここまでされる覚え、ないやん。

 その最初の日に本郷とケンカしてから、まあ、いじめられたわ。六年生にもなって、ようあんだけ転校生いびりなんてつまらんまねできたもんやて、感心するぐらい。

 給食はついでくれんわ、机に落書きされるわ、机ん中にカエルの死体入れられるわ、上履きに画鋲入れられるわ、教科書は破られるわ。ノートはぜんぶのページにエッチな言葉書いてあるわ、ちゅうても、「小泉のおま○こ臭いぞ」なんて書かれても、ウチにはピンと来んのやけどな。体育のときはブルマー盗まれて、掲示板に張り出されてあるわ。教室のド真ん中で堂々とスカートめくりよるわ。乙女心っちゅうもんを、なんやと思てんねん。

 なにされても、まあどうせガキのするこっちゃ。そう思おてツンとしとったから、あいつらにしてみたらよけい腹立ったんかもしれんけどな。

 そのうち、ウチはインランや、ちゅうことになったらしくてな。いや、ほんまにちゃうで。けど、そういう線であいつら攻めることに決めたらしくてな。担任の阿部センセに言い寄ったとか、お姉といっしょに住み込んでる白薔薇クリニックの錦小路センセがどうやとか、前の学校におられんようになったんは実はとか、次から次へとまあ、よう考えつくなっちゅうくらい、楽しそうに言いよって。

 あのな、言うとくけど、筋肉バカとブサイクは嫌いやで、ウチは。最初から眼中にないんやで。せやのにあいつら、あることないことでっち上げて言いふらすんや。たまらんわ。もうキスしたとか、その、最後までやったとか、妊娠しとるとか、あとなんや、フェラチオか、そんなんしとるとか、アナルがどうとか、そらもう微に入り細に入り、説明しあって喜んどった。「ちっちゃなパイオツ触られてアヘンあへん言ってた」とかな、わざわざウチに聞こえるように言うとった。見たんかっちゅうんや、おまえら。

 そのころはもう、あんまりアホくそうて放っといてん。いちいち怒っとったら身が持たんし、誰も信じるわけないと思てたから。そやけどな。味方なってくれると思てた女子も、そら最初は半信半疑やったんかしらんけど、なんや、いつのまにかウチのこと、白い目で見るようになってきてな。転校生っちゅうのはつらいわ。だぁれも友達おらへんのやから。

 でも、そのころはまだよかってん。だんだんあいつら、実力行使するようになってきてな。スカートめくりもそうやし、「バストタッチ!」「ヒップタッチ!」とか言いながらいきなり胸とか尻とか叩いては逃げたり。なんべんも言うけど、六年生のすることかほんまに。平手で思いっくそ叩くもんやから、あとひりひりしてかなわんかったわ。そんで人の胸触っといて、「小せえ!」とか言いよる。よけいなお世話や。小さいのは遺伝や、ほっといてんか。

 しまいになあ。いっぺんウチが授業中に、おトイレ行ったことがあったんや。そしたら本郷と、あと男子たち何人か、どうやってか知らんけどこっそり抜け出して、あとつけてきよったんや。女子トイレに入り込んで、ウチがしてる最中見計らって、いっせいに「わあっ」ってな、大声出して。びっくりしたわ、それは。ちょうど出し始めてるとこやったから、急には止まらんし。じょおって音させながら、ああこれ聞かれてるんやな、思てもなかなか止められんで、なんや、ちゃんとトイレでしとんのに、お漏らししとるような気分になったわ。

 で、こんどはガタン、ガタンて音がして、なんや思たら、頭の上から声がしよんねん。

「見えたぞー」

「小泉がションベンしてんの、見えたぞー」

「ケツ丸出しだぞー」

 とかな。個室の境よじ登って、何人かが覗きこんどるんや。信じられんわ、まったく。ひひひ人の、うら若き乙女の、トイレ覗くて、いっちゃん恥ずかしいカッコしとる場所覗くて、どういう神経しとんねん。あいつらサルや。サル以下や。

 だいたい、トイレでケツ出してションベンしてて、なにが悪いっちゅうねん。悪いんはそれを見てる方やろ。「見えた」ちゃうやん。わざわざ「見た」んやん、あいつらが。あのサルどもが。

 でまあ、そのへんでちょうど出し終わって、そんときまだ見られとんねん、すっごくイヤやったけどしゃあない思て、ペーパーとって拭こうとしたら、また

「おーっ。小泉がま○こに手を入れようとしています。さすがインラン転校生」

 とか、はやしたてよってな。

 いいかげんそれで、ウチもプッツン切れてもうてん。黙って拭いて、黙ってパンツ上げて、黙って水流して、黙ってトイレのドア開けて。開けたとこにあいつら並んでニヤニヤしとったから、そこを思いっきり怒鳴りつけてやったんや。

「なんやのあんたら! 女子のトイレ入り込んで中見るんが、そない楽しいんか! この、ヘンタイ!」

 ってな。そしたら。

「おまえが悪いんだろ。学校ん中でパンツ脱いだりしねえもんな、ふつう」

 なんちゅう論理のすり替えや、と、これはあとんなって思うてんけどな。そんときはこっちもカッカしとるから、とっさに反論できひんで。しゃあないから、黙って手ぇ洗ろて教室戻ったんや。

 それであいつら、つけあがりよってんな。ウチが反論せんかったから。

 次の休み時間、とりあえずまたスカートめくりとかされたらかなわんから、こう、壁に背中つけてな、待機しとってん。そうしてたら、まさか正面からは来んやろと思て、気ぃ抜いとったんかもしれん。

 はっと気づいたら、左右から男子が近づいてきとって、ウチの両腕がっちり掴んでな。横目でそのようす見とったらしい連中が、わっと近づいてきよって。

 真っ正面に本郷がいたんや。蹴ったろ思て上げた脚を、別の男子にこう、がっちり掴まれてな。ちょっとスカートが持ち上がっとったとこ、ぶわーってめくりあげられてしもてん。

 その日はロングスカート履いとったんや。それもスカートめくり対策やってんけど、思いっきり裏目に出たなあ。頭の上まで持ち上げられたら、前がなあんも見えへんねん。

 そうやってなんも見えへんで、おへそもパンツも丸出しで、両手片脚掴まれて身動きもとれへん。うわ、なんやこれ、と。なんぼそれまでいじめられてたいうても、そこまでされたことなかったからなあ。

「どアホぉ! なんちゅうことさらすねん、おんどれら」

 ってな、思わずドス利かせて。でもあかんかった。あいつら日本語通じんのや。河内弁かて日本語やろ。

 おまけに、ひとのスカートめくりっぱなしときながら、

「ションベン小泉のションベンパンツぅ」

「インラン小泉のインランパンツぅ」

「あそこが黄色くなってまーす」

 とか、次から次へしょうもないこと言いよるんや。えらいテンション上がっとったんやろな。

 そんでそのうち、掴まれとったままの片脚ぐいと横に持ち上げられて、立ったまま大股開きや。もう、情けないやら、恥ずかしいやら、腹ぁ立つやらで。

 そのうえあいつら、なにしよったと思う? あれはモノサシかな、なんかそんなもん持ってきて、ツンツンつつくねん。どこをって、それは、あの。なんや。パンツの、真ん中の、ちょっと下の。その……お○この部分を、や。

 そんでしまいに、パンツの横のとこ、脚持ち上げられて隙間ぁ開いてるやろ、そっからモノサシ突っ込んで、ぐい、て引っ張り上げよって。

 あれ、見えとったはずやなあ。ぜんぶ。教室の中やで。あいつらだけやのうて、女子とか、他の男子とかもおるんやで。誰が見とったか、ウチは顔隠されとったからわからんけどな。まあ、顔隠されとったんは救いかもしれんけど。でも、ウチやちゅうことはみんな知っとんのやし。

 そのみんなの前で、ウチの、お、お○こ、さらしもんにしよって。

 いや。もうそんときは、なに言われたか覚えてへん。「学校でパンツ脱ぐのが」とかなんとか言うとったかな。あ。思い出したわ。

「みんな注目ー。学校でパンツ脱ぐのが得意なインラン小泉が、教室でもパンツ脱いでくれるそうでーす」

 そんなん、冗談やないわ。まああんときの状況からしたら、あんま変わらへんかもしれんけどな。とにかくイヤやってんで、思いっくそ大暴れして、やっと手ぇ振り払うたんや。そしたらさすがに、ウチにちょっかい出してた連中みんな手ぇ離して、そこでうまい具合にチャイム鳴ったんかな。

 ……泣かへんかったよ。「泣いたら負けや」て、むかし見たドラマの再放送で言うてたしな。あいつらつまり、ウチのこと泣かせにかかっとんやから。泣いたらほんま、思うつぼやん。

 それがまた、カンに障ったんかしらんけどな。

 その次の日やから、転校してきて一週間目やったかな。呼び出されたんや。机ん中に手紙入っとって、「放課後、校舎の裏まで来い」てな。笑ったわ、あんまり典型的すぎて。ヨシモトやないちゅうねん。

 あんまりおもろいから、行ってしもてん。どうせなにされても、クラスのみんながおるわけやない、昨日よりはましや、思て。いまんなってみたら、考え甘かったなあ。

 例の本郷とその仲間、ぜんぶで五人、いや六人おったかな。暗ぁい眼ぇしてウチの方見てな。

「なんだよ、ちゃんと来たじゃん」

 ひとのこと呼びつけといて、なんちゅう言いぐさや。

「来たよ、インランが」

「なにされっか、わかってんだろ? やっぱインランだな」

 もう、めっちゃむかついてな。

「なんや。謝るために呼んだんと違うの。インランはあんたらの方やろ、ドすけべえどもが。いまなら、頭下げたら許したる」

 そんときはまだ、ウチの方が勝ってたと思う。きっぱり言うたら、あいつらびびりよってんもん。だけど。

「……っきしょう。いつもいつも、バカにしやがってよ」

 本郷のやつがそう言って、いきなり飛びかかってきよった。

 それはきっちりよけたし、あいつと一対一なら負けん自信はあった。身体もこっちの方が大きいしな。あいつがちっちゃいんやけど。でも、男子六人がかりで来られるとなあ。

 けっきょく、地べたに押さえ込まれてもうた。仰向けで、こんどは両手両脚それぞれ別のやつに掴まれて。

「もうこれで、生意気言えねえだろ。ほら、謝れよ」

「謝んのはあんたらの方やろ。ウチがなに謝るっちゅうねん」

「るせえなあ! とにかく、降参したって言えよ!」

「言わん。あんたらにはぜったい言わん、そんなん」

 そこまでやったなあ。ウチが突っ張んの。

「いいよ、本郷。姦っちゃえよ」

「そだ。姦っちゃえやっちゃえ」

 ウチのこと押さえとるやつらが、はやしたててな。

 そんで、本郷のやつ。いきなりウチの体にのしかかってきて。

 キス、しよってん。

「なにすんのん、いきなり! ばばこいやないの!」

 むちゅうっ、て押しつけられた唇、離されたときに、思わずそう叫んでもうたけど。

 なんであいつがそんなんするんか、わからんかった。

 ウチいちおう、ファーストキスやったんで。

「セ。セックスの前には、こうするもんなんだよ」

 真っ赤なってあいつが言うてん。それまでさすがに、まあこんどこそパンツぐらい脱がされるかもとは思てたけど、そこまで考えてへんかったから、びっくりしてな。

 あともう、頭ん中真っ白や。

 ああ、ウチは、むりやりセックスされてまうんやなあ。これって強姦いうんやったか、痛いやろな、初めてやしなあ。そんな、いらんことばっかり考えとった。そんなんなる前に、ちょっとでも逃げる算段しといたらええのに、おかしなもんやなあ。

 その隙にいつのまにか、本郷と、あともう一人、手ぇ空いとんのがいて、ウチの服ぅ脱がしはじめてた。セーターが顎のとこまで持ち上げられて、こっち引っ越してくるときからつけはじめたブラが丸出しにされて、それもすぐ押し上げられて、かぁいらしいオッパイ見られてな。

 その日はさすがにスカートやのうてジーンズ履いとったんやけど、それもすぐホック外されて、パンツといっしょに一気に引っ張られて、脱がされて。

 胸の上と足首にだけ服ぅ引っかけて、あとは丸裸や。その前の日の、大股開かされてパンツめくられたどこやない、もうぜんぶ丸見えで。しかもあいつらがみんな、それじいっと見とる、思たら。

 そしたら、なんや、カアっと頭熱ぅなってな。

「イヤぁ……見んといてぇ……。ウチの裸、見んといてぇ」

 思わずそんなこと、かぁいらしい声で言うてもうてな。こんなかぁいらしい声出せるて、ウチも知らんかったぐらいの。それで、ちょっとでも隠そ思て、体くねらせてたかもしらん。

 せやけどそれ言うたとたん、本郷のやつが。急にな、うおおとか叫びよって。

「脚。脚、ちゃんと押さえてろよ、おまえら」

 言いながら、自分でズボン脱ぎはじめよってん。半分ウチの体の上にのしかかったままな。

「お。ついに姦るのかよ」

「がんばれがんばれ。いっちゃえー」

 男子たちがなんや言うてたような気もするけど、ウチももう、なんやわからんようになって。

 うん。男のち○ぽ、まともに見たの、そんときがはじめてやったなあ。本郷のは思うたより大きゅうて、て、赤んぼのとかと比べてな。とにかくそんときは大きい思て、先んとこが尖っとんのも変やと思わんで。

 とにかく、あれが入ってくんのやなあ、と思うたな。

 でも、一瞬やわ。すぐにあいつ、ウチにのしかかってきて。うちのお○こと、あいつのち○ぽが、くっつくのんがわかって。くっついた瞬間、なんやぐにょぐにょしたような、それでいて硬いような、棒みたいなもんが、そのあたりで動いて、やたら突っついてきて。

 ごっつう、変な気分やった。

「なんだよおまえ、ダメだよ。スジんとこにも入ってないぜ。ちゃんとおま○この穴に入れなきゃ、セックスしたって認めねえかんな」

 ウチにはわからんかったけど、あいつらはあいつらで、なんやすること決めてたんかもしらんな。本郷がさいしょにウチとちゃんとセックスするとか、そうせんとなんやとか。

「入れっとこをよく見ろよ。おい。脚、拡げさせようぜ」

 それでウチ、またむりやり大股開かされてな。こんどは足首にジーンズとか引っかかっとったから、膝を曲げたとこむりやり開かれて。そう、がに股みたいなかっこうや。いま考えると、なんやむっちゃ恥ずかしいな。そんときはそんなん、考える余裕なんかあらへんかったけど。

 いや、そんでもな。そこまではまだよかってん。

「あの裂け目んとこだ。そうだ、俺が拡げといてやっから、よく見とけよ」

 本郷やないもう一人のやつ、名前どうしても思い出せへんのやけど、そいつが、とんでもないこと言い出しよって。ウチの大事なとこにいきなり、きったない手ぇあてて、ぐい、て、おっぴろげよったんや。あとで話すけど、ほんまは本郷よりこいつのがよっぽどワルやったんやないかな。なんやウチ、本郷のことばかり言うてたけど。あいつのイメージが強うて。

 そんでまあ、その、お○こを、おっぴろげられて。そしたらこんどな、その中を本郷が指でいじくるねん。わかるやろ、あれの中てごっつ繊細やねんで。それをなんかなあ、むりやり。

「痛ぁい」

 思わずまた、かあいらしい声で言うてもうたん。

 そしたら一瞬、本郷の指が止まって。

 見上げるウチと、目が合うて。

 あいつが、なんや怖いような目ぇしとったんで、思わず視線逸らせてしもて。

 そのとたん、またごっつい勢いであいつ、うちのお○こん中いじりはじめたんや。せやけど、こんどはなんや、あんまり痛うないよにしてくれてたような気ぃする。

「見つけた!」

 て、そのうちあいつが、本郷が、言うてな。ウチのんの下の方、ぎゅ、て拡げて。そんときまであんまり意識しとらんかったけど、生理の穴やな、あれ。そこんとこに指ぃ当てて。

 うん。セックスて、生理の穴に入れるもんやとは知っとったけど、その瞬間まで、いまされとることとその場所と、結びついとらんかった。そこになんかが、男のち○ぽが、入ってくるてな、想像したらんかった。

 指ぃが離れたとたん、なんやもっと別のもんが、むりゅ、いうて押し当てられてん。

 そん次に、ごっつい痛み感じて。あれは、なんちゅうか、たとえようもないほどや。お○こ裂けるか思たくらい。あとで見たら血ぃどばどば出とったし、ほんまに裂けたようなもんと違うか、あれ。あんまり痛うて、声も出えひんくらいやった。

 それをな。好きな人のために捧げるんやったら我慢してもええけど、あいつらにやもんなあ。

 そんでな。痛うていとうて、それで頭ん中90%やねんけど、あと10%くらいのとこで、なんや入ってくるのん感じて。生理の穴、奥の方まで拡がるような。

 ああこれで、完全に姦られてもうた。

 そう思たら、もう、がっくり力抜けて。あとはなすがままや。

 ウチがそんなんなって呆然としとったら、例のもう一人のやつ、そいつがウチの顔の上またいで、口ぃむりやり開けて、いつのまにか出しとったち○ぽ近づけてきよってん。そう、まだウチの下半身、本郷が乗っかって動いとるうちに。そんなんされるゆうのん、想像もしとらんかったけど。

 まあええわ。ちゅう、そんな気分になっとってな、もう。まあええわ、こうなったら、なにされてもいっしょや。

 そいつのち○ぽ、本郷のんと形違うて、先んとこ赤剥けんなっとった。それで、おかしな形しとるなあ、思うたんだけ覚えてる。大きさも、ちっとだけ大きかったんかな。あとはわからへん。口ん中ぐじゅぐじゅにされて、最後にどろっとしたもん出されて、渋いような、えぐいような、厭ぁな味がしたんは覚えてるかな。いや、その味がしたんは別んやつんときやったかな。

 とにかく、そいつがウチの顔から離れて、そこで本郷もセックスやめて立ち上がって。ぐったりしたウチを、六人で見下ろすようなかたちなって。

 終わったんかなあ。そう思てぼんやりしとったら、例のそいつが。

「じゃあ、あと順番な。全員終わるまで、帰っちゃダメだぞ。ちゃんと見てろよ」

 のこりの五人がみんな、うん、言うて。そう、本郷もや。そこでやっと、これ仕組んだのん本郷やのうてこいつなんや、ちゅうの気づいたんやけど。ああ、あいつの名前、なんちゅうたかなあ。どうしても思い出されへんわ。顔と、ち○ぽの妙な形は覚えとんのやけど。

 そのあと、あいつらほんまに順番守って、ウチの体に乗っかりよった。右脚押さえとったやつが二番目、右腕のやつが三番目、てな。そのたんびに、あそこが痛うて。あそこて、えと、生理の穴。ただでももう傷ついとんのに、また別のんが次々入ってきよるんや。そんで、ぐっちゃぐっちゃに掻き回されて。頭おかしなるかと思たわ。あんまり痛うてや。

 そんで、いっちゃん最後に例のそいつが乗っかってきよって、いっちゃん長う動いとったような気ぃする。気のせいかしらんけど。おまけに、いっちゃん痛かったし。

 そんなんされとる間に、五人が順番に、セックスの順番と別や、適当な順番に、ウチの口にち○ぽ入れてきよった。最初のうちはまだええけど、しまいにもうセックスしたあとの、うちのお○こに入れたあとのち○ぽ咥えさせられた。それがもう。表面ぬるっとして、血ぃの味とえぐい味としてな。けっきょく、五人ぜんぶ。

 そう、五人や。数えとったわけやないけど、たぶん間違いない。本郷は、その口の方にはなんもせえへんかった。さいしょのセックスだけして、あとはずっと見とったか、それとももしかして、目ぇつぶってたかしらんけど。うん。なんや、そんな気ぃするわ。暇なやつはだいたい、見とるか、ウチの胸いらうか、そんなんしとったんやけど。

 そやなあ。例のそいつが終わって、「誰にも言うなよ」とか勝手なこと抜かして帰ったあと。本郷だけしばらぁくその場に残っとった。なんか言うかな、思たけど、なんも言わひんで。いきなり振り返って走り出して。

 ウチは、裸んされたまま、ぼぉんやり寝ころんで、空見とった。ああ、もう夕方やなあ、夕陽が綺麗やなあ、て、いらんこと思いながら。

 あいつ、本郷、なんで最後に残っとったんやろなあ。

 家に帰っても、あの日んこと、別に誰にも言わんかったで。今日が初めてや。こんなんなったから、腹ボテなってしもたから、もう言わなしゃあないやろけど。

 誰の子やて、わからんわそんなん。あん中の誰かやろけど。

 そやなあ。本郷の子ぉかもしらんな。別に根拠ないねんけど、そんな気ぃする。それやったら――それやったら。

1998/11/05
minato-kusaka

第1話 香山リカへ戻る

第3話 河合砂沙美・天野美紗緒

日下のインデックスへ戻る